香港国家安全維持法確定で7月に向けて波乱の幕開けか? 【相場予報】 テクニカル分析

【ハイライト&予報】


「新型コロナ感染第2波」への懸念は続き、引き続きマーケットは“リスク回避姿勢”へと傾斜しているとおもいきや、思いっきりショートカバーというかドル円はあがりましたね。 

ただ108円手前はかなり、輸入の売りオーダーががるということなので売って売って売りまくりたいとおもいます。 


一方で「ドルと円の綱引き(現在は円買い⇔ドル買い)」という構図は変わっておらず、ここに来て“後者(ドル買い)が優勢”といった気配も見られつつあります。

このため“106.072円”へと一時売り込まれたドル円でしたが、“107円台”は概ね維持できているのが実状といえます。

米景気&雇用にとって、「新型コロナ感染第2波」は“大きな悪影響”を及ぼす要因です。

雇用統計で良い数字がでれば108円は越えてしまいそうですね。 

昨日の指標も軒並み良いものがでており、市場に出回っている情報と実際のデータに乖離がありすぎて右往左往する展開が続いています。


このため「米株式&米10年債利回りには下押し」との思惑は強く、これが“調整リスク→上値が重い”への意識を高めています。


3月混乱時のような「インパクトあるドル買い需要」こそ見込まれないものの、これは“下値を支える”には十分過ぎる要因でもあります。

今週は「月替わり(期替わり)」を控えており、さらに週末は「米国休場(独立記念日:3日に前倒し)」となります。

この関係で「米雇用統計も前倒し(2日)」となっており、月末・期末のフローを除けば「流動性低下は避けられない」と見るのが自然です。


引き続き「方向感定まらず」になりやすく、「動きづらい」が基本ともいえますが、「動くとすれば上方向」と見ながら、隙間で暴落するというサイクルに期待します。


他動画にてチャート解説などしております↓




【注目材料】


月末、四半期末、海外企業の半期末にあたり、仲値やロンドンフィキシングに向けた
ドルの需給に注目。


中国 6月製造業 PMI に対する反応に加え、本日中にも中国・全人代・常務委員会での
香港国家安全維持法案が可決され、米中関係への懸念が高まるか要注意。

また、それによる豪ドルの反応にも注目。

今晩のユーロ圏6 月消費者物価指数に対するユーロの反応に注目。
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