移動平均線をトレンドラインとして使う

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現在のBTCUSDT 1Hチャートで高安の波形を自分の基準で描くとこのような黒波形になるわけですが、
どこを高安として取れば良いかの判断が難しい場合もありますよね。
「ダウ理論で高値安値を見たいけれど・・・・」
「トレンドラインを引くのにどこを結べば・・・・」
初めのうちはみんな悩むものです。

そこでひとつの提案としては移動平均線を使うということ。
ただし、通常の終値を利用した移動平均線ではなく高値と安値を使います。

1時間足に以下の2本のEMAを配置します。
1.期間:24 ソース:高値 スタイル:緑色
2.期間:24 ソース:安値 スタイル:赤色

この場合の1番の緑色の移動平均線が意味するものは何でしょう。
「過去24時間の高値の平均を取ったものを結んだ線」ですね。
つまりこの線が右上がりであれば24時間というスパンで見れば高値は切り上げ傾向にあるということになります。
右下がりであれば切り下げ傾向。

2番の赤い線は「過去24時間の安値の平均を取ったものを結んだ線」。
同じく安値の切り上げ切り下げの傾向を読み取ることができます。

今回の説明では1時間足での24期間。つまり1日分を見ていますが、お好きな期間でかまいません。


もうひとつ見るのは移動平均線とロウソク位置との関係。
緑の線よりも価格が上にある場合はどうでしょう。
今までの高値の推移の平均よりも高い価格で推移している。つまり上昇の勢いが強いということになります。
通常の終値の移動平均線よりも上にある線ですから、そこをさらに上抜いて推移しているということは強いと見て良いですよね。
赤の線よりも価格が下を推移しているのであれば、下降の勢いが強いということになります。

では、緑の線と赤の線の間にロウソク足がある場合はどうでしょう。
高値の推移平均と安値の推移平均の間での推移。
レンジ内にあると判断してもよさそうですよね。

高値と安値の移動平均線の傾きを見ることで 高安の切り上げ切り下げ、つまりダウ理論と似たような判断をすることができるとともに、ロウソク足との位置関係を見ることでトレンドの強さやレンジの判断もすることができます。
レジスタンスやサポートとしてみることもできますから、そこでの反発などをサインとするのもありですよね。

期間の異なる2本の高値移動平均線でのゴールデンクロスや安値移動平均線でのデッドクロスを見るなどというのも考えられますね。
もちろんあくまで指標です。
傾向を見るためのものですので、タイミングをはかるための他の根拠と合わせて分析にいかしてもらえればと思います。
Trend Analysis

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