世界の主要債券市場から状況を判断する

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14:20 2018/11/18記載

   日本・アメリカ・ドイツの10年債利回りを見ると、週明けから利回り低下の印象が強かったですが、大きなトレンドとしての低下とまでは考えにくいです。しかし、日本は0.10%の壁を下抜けるか、アメリカはレンジ相場を下抜けるのか、ドイツとイタリアの金利差がこれ以上拡がるとEU発のイベントが起こりそうな雰囲気など、今後の動きはかなり重要になってくると思います。自分の印象としては0.1%を下攻めされている日本10年国債利回りは気になりました。もし0.1%を下抜けると、円買いの可能性をかなり疑ってしまいます。それと、エネルギーがかなりたまっているドイツとイタリアの金利差からEU発のニュースでかなり上昇しそうな雰囲気があるように見えました。


~日本国債10年利回り~
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・日足バンドは下向き
・先週は利回り低下が印象的
・5日平均線がレジスタンスとして機能し、-1σ~-2σのラリーか
・0.10%を実体で下抜けていないが、下ヒゲでだんだんと攻めてきているようにも見える
・日足-1σを実体で上抜けるようなら下落一服か

[週足]
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・週足バンドは依然として上向き
・5週平均線がレジスタンスとして機能している
・25週平均線でいったんはね返されているようにも見える
・25週平均線を下抜けるなら0.10%の壁を下抜け新たなステージへ



~米10年債利回り~
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・日足バンドはヨコヨコか若干下向きか?
・先週は崩れ落ちるような下落が印象的
・日足-2σ付近で引けている
・10月5日日足高値(3.25%)を更新できなかった(11月8日高値3.24%)
・10月26日日足安値(3.06%)を更新できるか否かが大きなポイント
・もし-2σではね返されるのなら、3.0%台~3.2%台のレンジの可能性も
・青のチャネルに再び戻ってきている

[週足]
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・週足バンドは発散から若干上向きに変わりつつある
・5週平均線、+1σを実体で下抜け
・下落の勢いが大きいのが印象的だが、10月に入ってから実体の長い陰線陽線が出ているので油断できない



~米10年債利回りと2年債利回りの差~
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・先週は横ばいの動き
・差が縮まっている傾向は変わらず


~ドイツ10年債利回りとイタリア10年債利回りの差~
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・日足バンドはヨコヨコ継続
・25日平均線を上抜けて若干差が拡がっているようにも見えるが誤差範囲にも見える
・日足+2σをしっかり上抜けバンドウォークするようなら要注意
・要注意の大きなポイントは差が3.2%より大きく拡がるか否か
・ドイツ10年債は依然として利回り低下している
[週足]
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・週足バンドは上向きに変わりつつあるか?
・+1σがサポートとして機能しているよう
・+1σを実体で下抜けるようなら騒ぎが収まりつつある印象も
・+2σ(3.2%付近)を上抜けるようならEU関係のニュースは要注意
Trend Analysis

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