【WTI原油(日足)】ロシアの意思決定に翻弄される相場

原油供給量が減る方向へ話は進んでいるので原油価格は回復すると予想。

6日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」の合同専門委員会が、協調減産規模を暫定的に日量60万バレル拡大することを提案していました。OPECから出された提案に対し、ロシアが拒否、同会合の日程を1日延長していました。
ところが、ロシアはNo!といいつつも、最終的には支持すると。協調減産の方向で話は進みそうです。

[なぜロシアは協調減産に待ったをかけたのか?]
元々、同会合は、コロナウイルスの感染拡大による世界的な原油需要への影響に対応するため開かれたものでしたが、ロシアは協調減産の規模拡大ではなく、期間延長の提案をしていました。
直近、WTI(ドル建て)はサポートラインを割り込んでいますが、ファンダメンタルズ要因でリバウンドが確認されています。

[今後の懸念事項]
コロナウイルス感染拡大が止まらなければ、原油需要が減退し、深刻な原油安に見舞われると思います。
その場合は、この「ロング」という予想を反故にして「ショート」を遠慮なく打ちます。
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