Pine講座⑦ 出来高加重移動平均(VWMA)を表示する

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Pineスクリプトでは、移動平均を求める関数がいくつか用意されています。
sma( )、ema( )、alma( )、wma( )、swma( )、vwma( )、rma( ) などです。

テクニカル指標は「複雑な計算をすれば良い」というものではありません。
むしろ、一目均衡表の均衡点(半値)、移動平均線の平均値など、シンプルな指標の方が良いと考えています。

それぞれの使い方は、公式のドキュメントにお願いするとして、ここでは、個人的に好きな vwma( ) の使い方を解説してみようと思います。

vwma( ) は出来高を考慮して価格を平均するものです。
なので、「期間の約定価格の平均値として最も正確である」と考えています。
(平均値として正確なのが指標として良いかどうかは別問題ですが・・)

出来高の数値がとれない銘柄では表示することができないので、使用するのにはちょっとした工夫が必要です。

=====
//version=3
study( "出来高加重移動平均(VWMA)を表示する" ,overlay=true )

//設定項目の指定し、値を変数に格納する
price = input( close ,title="MAの対象" )
length1 = input( 20 ,title="MAの期間①" )
length2 = input( 40 ,title="MAの期間①" )

//変数をもとに移動平均を算出し、新たな変数に格納
//「A ? B : C」は三項演算子(Aが成り立つならB、そうでないならC)
//ここでは、volume の数値が確認できたら vwma( ) 、できないなら ema( ) としている
ma1 = sma( volume ,length1 ) > 0 ? vwma( price ,length1 ) : ema( price ,length1 )
ma2 = sma( volume ,length2 ) > 0 ? vwma( price ,length2 ) : ema( price ,length2 )

//算出した数値を描画する
plot( ma1 ,color=red )
plot( ma2 )
=====

今回から、コメントアウト(「//~~」のこと)で解説を書いていきたいと思います!
過去の投稿にも追記していますので、ご興味がある方は確認されてみてください^^!
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